
企業の価値創出力を強化・育成するソリューション
近年、世界規模の複合危機が顕在化し、国内では労働人口の減少が進行する中で、デジタル化が競争環境に変化を及ぼすなど、日本企業を取り巻く社会課題は、複雑化の一途を辿っています。フロンティア・マネジメントは、企業価値にコミットするグローバルな独立系プロフェッショナルファームとして、お客様の経営課題を解決すべく、収益性の改善に向けた事業ポートフォリオの再構築や経営人材の育成、新たな成長事業の創出を支えていきます。
現在推進中の3ヵ年中期経営計画(2024年度~2026年度)では、お客様が持つ経営資源の価値創出力を強化・育成するソリューションに注力します。私たちの強みである、戦略策定・M&A実行・PMIの一気通貫支援を通じて、事業ポートフォリオの再構築を促進し、再生案件においては、計画策定からCxO派遣を含むハンズオンまでフルスペックによる支援機能の拡充を図ります。
ソリューション強化における新たな柱の一つは、DXハンズオン支援です。経営改革フェーズからデジタル戦略改革・オペレーション改革に至るまでハンズオンでお客様を支え、生産性および収益力の改善という結果にコミットします。もう一つの新たな柱は、クロスボーダーM&A支援です。現地駐在員および提携ファームを通じて、ミッドキャップを中心とする魅力的なM&A情報を世界中から収集し、クロスボーダーM&Aの実行からPMIまで一気通貫でサポートします。
そして中期経営計画では、連結子会社のフロンティア・キャピタルによる投資事業の本格化に加え、新たに多様な投資方針を持つ新ファンドを組成していく考えです。私たちは、投資事業の強化を通じて、対象となる地域中核企業の成長実現への関与を高めていきます。
これらの成長戦略を遂行するための組織強化として、3年間で200名(単体ベース)の人員拡充を実施し、量的拡大・生産性改善への体制を築きます。今後は、採用手法の多様化を進めつつ、全社横断の人材採用育成チームを通じて優秀な人材の確保と育成に注力します。また働きやすい職場環境の整備に努め、社員一人ひとりの成長と活躍を促進することで、組織力を高めていきます。
以上の成長戦略と組織強化を通じて、日本企業を取り巻く社会課題の複雑化に対応し、お客様の事業成長を支えていきます。その取り組みは、当社サステナビリティの重要テーマである「人材の多様性と専門性の確立」「社会・ビジネスの在り方の転換への貢献」「企業の成長力とレジリエンスの強化」に紐づいています。私たちは、中期経営計画の着実な遂行により、社会の持続可能性を高め、豊かな未来づくりに貢献していく所存です。
フロンティア・マネジメントは、株主・投資家の皆様をはじめ、すべてのステークホルダーの皆様が共感をもってご支援くださる会社、そして社会価値の創出に一緒に参加していただける会社として、これからも邁進してまいります。
代表取締役 会長(CEO)
大西 正一郎
代表取締役 社長執行役員(COO)
西田 明徳